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2017年11月12日 ピラティス

側弯症のワークショップ

こんにちは!

私は先日キャシー コリーさんの側弯症のワークショップに参加してきました。

側弯症とは普通真っ直ぐな背骨が湾曲している状態を言います。

また、多くの場合湾曲だけでなく捻れも発症しています。

左右の筋バランスが崩れるために身体全身の様々な部位で痛みや痺れ、動きの制限などが起こります。

クライアントさんの中にも側弯症の方は大勢いらっしゃいますね。

実際キャシーさんご自身も側弯症ですが、ピラティスでかなり改善されたそうです。

側弯症の方は「コブ角」という湾曲の角度を測りますが、20度以上で側弯症と診断されるそうで、40度を超えると場合によっては手術が必要になるそうです。

キャシーさんは診断を受けた時点で30度だったそうですが、ピラティスを続けて最近では15度まで改善されたとのこと。

診察したお医者様が、「エクササイズでこんなに改善するなんて信じられない!」とおっしゃったそうです。

実際、キャシーのお姉さんも同じく30度の湾曲でしたが、普通にスポーツジムでトレーニングをしたところ、45度まで悪化してしまったそうです。

それは筋バランスの悪い状態でトレーニングを続けたことが原因です。

ですから側弯症の方には、まず筋肉の左右差を少なくすることが重要になります。

それにはピラティスのエクササイズをプライベートで第三者の目で確認してもらうということが効果的ですね。

なぜなら側弯症の方にとっての真っ直ぐは真っ直ぐではなく、中心が中心ではないからです。

最初は脳と身体に正しい姿勢、正しい動き方をインプットして再教育するところからのスタートです。

長い道のりですが、必要な過程です。

なぜなら歪んだま歳を重ねていくと骨が変形するだけでなく、内臓や呼吸器系の疾患をも引き起こしてしまうからです。

先天的な側弯症の方だけでなく、過去に怪我や手術、病気などが原因で身体のゆがみがある方も同様です。

スポーツやトレーニングをする前に、そして今現在の状態を維持するためにも是非ピラティスで身体を整えて下さいね。

キャシーさんの身体は改善されたとは言え側弯症が完治することはないので、ピラティスはかかさずやっています、とおっしゃっていました。

そのおかげか、立ち姿勢もシャキッとされていて、とてもお元気でした。

ワークショップでは側弯症の方へのアプローチを沢山教わってきましたので、是非クライアントさんに提供していきたいと思います。